お宮参りドットコム
2024年7月10日 更新
神社でのお宮参り祈祷の謝礼・費用として渡す『初穂料』についてお伝えするよん。
お金に関することなんで、しっかり調べて、事前にちゃんと用意しておこーね。
みんな意外と当日まで忘れてて、「あ!初穂料用意してなかった!!」って焦ること多いんでね。
神社HP見ても具体的な金額書いてなかったりで、いくら包めばいいのかとか、分からないことおおいのよね。
あとのし袋の書き方とか、他にもわからない部分も多いから、しっかり知って事前に用意しとかないとだね!
初穂料(はつほりょう)とは、神社で祈祷してもらった際、「神様に奉納する金銭」として納めるお金のことをいいます。玉串料ともいいます。
(お寺では「祈祷料」として納めます)
「初穂(はつほ)」とはその年の初めにとれた農作物のことを指し、古来より神様にその初穂を奉納していました。
その農作物が現代では金銭に代わり、祈祷やお祓いなどの謝礼を「初穂料」として収めるようになりました。
お宮参りの初穂料で包む金額は、神社によって異なりますがだいたい5,000〜10,000円が多いです。
お宮参り(初宮参り)は10,000円〜と金額指定している神社も多くあります。
いくら包むかはお気持ちで…という神社もたくさんあります。
そういう神社では、上記にある金額あたりで文字通り気持ちで決めて包むようにしましょう。
金額によって授与物(御札やお守り、ベビー用品など神社からいただけるもの)が異なります。
当サイトの各都道府県神社ページでは、それぞれの神社の初穂料(祈禱料)も掲載していますので参考にしてみて下さい。
※各神社HP内に記載があるもののみ掲載。不明の場合は「?」と表記
お宮参りを含めた祈祷を神社にお願いし、初穂料を渡す時には、のし袋(金封)に包んで渡すしきたりがあります。
これは日本には古来より、お金を現金のまま渡すことを避ける風習があり、結婚式や葬儀の時などをはじめ多くの場面でお金をのし袋に包んで渡します。
また祈祷の儀式の中で、この初穂料を祭壇に祀り、お祓いをする儀式もあります。
そのため祭壇に祀れるように現金のままでなく、のし袋に包まれる必要があります。
そして以下のようにのし袋の表書きや中袋に祈祷を受ける人(お宮参りの場合は赤ちゃん)の名前を記入することで、複数の人が合同で祈祷を受けるなどの時に、どのお金が誰によるものなのかを神社側の人が判別できるようにしています。
初穂料はのし袋に入れ表書きには「初穂料」または「御初穂料」と記し、水引の下に赤ちゃんの名前を書きます。のし袋の水引は赤と白の蝶結びのものを使用します。
最近では予めのし袋に「初穂料」と印刷されたものや、初穂料の文字が印刷された短冊が入っており、水引の間に差し込むタイプのものもありますので、そういったのし袋を利用するのもいいでしょう。
のし袋の中袋には初穂料で包む金額を表に、裏に住所や氏名(赤ちゃんの)などを書きます。
中袋には上図のように初穂料の金額を記入しますが、通常の漢数字ではなく、「壱(一:いち)・弐(二:に)・参(三:さん)」「阡(千:せん)・萬(万:まん)」のような『大字』と呼ばれる文字で金額を記入する慣習があります。
必ずしもこの大字(だいじ)で金額を書かなくても大丈夫(普段使う漢数字(一・二・三など)でも大丈夫)ですが、のし袋に入れる慣習にならうのであれば、同じく慣習である大字で書くのもいいでしょう。
地域によってお宮参りはお寺でという方も多いかと思います。
お寺の場合は、のし袋の表書きは「祈祷料」や「御布施」と書き、他の部分は上記神社の場合と同じに書きます。中袋も同じで大丈夫です。
祈祷料もお寺によって様々ですが、概ね5,000円〜や7,000円〜とされている所も多いので、こちらも事前に調べておくことをおすすめします。
お宮参りの初穂料を渡すタイミングは、祈祷の申し込みを行う窓口で、もしくはお社・本殿内の祈祷申し込みの場面で渡します。
祈祷の申し込み用紙を記入後、その用紙提出の時に一緒に初穂料(を包んだのし袋)を神職の方に渡します。
※お寺の場合もほぼ同様です。
初穂料を包んだのし袋はそのまま持参でカバンに入れるよりは、「ふくさ」に入れて持参するようにしましょう。
祈祷申し込みの際は、そのふくさから取り出し、初穂料(を包んだのし袋ごと)手渡しするようにします。
ふくさも金封タイプのもの、風呂敷タイプのものなどありますがどちらでもOKです。
どちらかといえば、金封タイプのもののほうが、中身を取り出しやすく使いやすいのでおすすめですね。
お宮参り・初宮参りの当日はおでかけの準備に加えて、赤ちゃんの準備、ママが着物の場合は着付けやヘアメイクなど、とかくやることが多いので、この初穂料のことを忘れがちです。
ですので、当日の朝「あれ?初穂料用ののし袋用意したっけ?」などとならないよう、事前に、せめて前日までに用意しておくことをおすすめします。
ママさんは赤ちゃんのこともあり忙しいので、パパさんに用意しておいてもらうのがいいでしょう。
当日気持ちよくお宮参りを迎えられるよう、事前の準備で安心しておきましょう。
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